比較演算子

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比較演算子とは

比較演算子とは、プログラミングにおいて使用される演算子の一種で、2つの値を比較するために使用されます。

Javaにおいても、比較演算子を使用することで、変数や式の値を比較して、真偽値を返すことができます。

比較演算子の種類と特徴

比較演算子には、以下の種類があります。

演算子記述方法意味
等価演算子==左辺と右辺が等しい
非等価演算子!=左辺と右辺が等しくない
大小比較演算子>左辺が右辺より大きい
大小比較演算子<左辺が右辺より小さい
大小比較演算子>=左辺が右辺以上
大小比較演算子<=左辺が右辺以下
表1.比較演算子の種類と特徴

比較演算子の注意点

比較演算子を使用する際には、以下の注意点に注意する必要があります。

  • 浮動小数点数(float, double)を比較する場合、== 演算子は誤差の範囲内であっても等しくないと判断することがあります。このため、float型やdouble型の比較には、丸め誤差を考慮した比較処理を行う必要があります。
  • オブジェクトを比較する場合(例:String型)には、== 演算子ではなく、equals() メソッドを使用することが一般的です。
  • 論理式において、比較演算子の優先順位は算術演算子よりも高く、論理演算子よりも低いです。

比較演算子の例文

等価演算子 (==)

int x = 5;
int y = 10;
boolean result = (x == y);
System.out.println(result);//false

==演算子は左辺と右辺が等しい場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。上記の例ではxyの値が異なるため、resultにはfalseが代入され、結果としてfalseが表示されます。

非等価演算子 (!=)

int x = 5;
int y = 10;
boolean result = (x != y);
System.out.println(result);//true

!=演算子は左辺と右辺が等しくない場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。上記の例ではxyの値が異なるため、resultにはtrueが代入され、結果としてtrueが表示されます。

大小比較演算子 (>、>=、<、<=)

int x = 5;
int y = 10;
boolean result1 = (x > y);
boolean result2 = (x >= y);
boolean result3 = (x < y);
boolean result4 = (x <= y);
System.out.println(result1);//false
System.out.println(result2);//false
System.out.println(result3);//true
System.out.println(result4);//true

>演算子は左辺が右辺より大きい場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。

>=演算子は左辺が右辺以上の場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。

<演算子は左辺が右辺より小さい場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。

<=演算子は左辺が右辺以下の場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。

上記の例ではxyより小さいため、result3result4にはtrueが代入され、結果としてtrueが表示されます。

まとめ

Javaの比較演算子については以上となります。

比較演算子を使いこなすことで、より高度な条件分岐や論理演算を行うことができます。

また、正しい演算子を選択することで、プログラムの正確性を保証することができます。

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